publication . Research . 1984

高等植物プロトプラストの選択的融合法の開発(1)

今西, 茂; 樋浦, 巌; 長岡, 邦夫;
Open Access Japanese
  • Published: 20 Jan 1984 Journal: 山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science, volume 9, issue 3, pages 351-355
  • Publisher: 山形大学
Abstract
【緒論】植物育種の分野において,プロトプラスト融合法を用いた体細胞雑種育成の研究は,種間,属間などの性的交雑の不可能な組合せ間の雑種獲得を可能にし,遺伝子源の飛躍的な増大をもたらすことから,過去10年余にわたって積極的に推進され,かなりの成果を挙げつつある(AHUJA,1982;MELCHERS,1982). しかし,この研究がさらに進展するには,順次解決しなければならない問題点もまだ多数存在する.現在,研究進展の最大の隘路は雑種細胞選抜法であろう.懸だくした2種類のプロトプラストに融合処理を施すと,異種間の融合細胞ばかりでなく,同種間の融合細胞や融合しない細胞.しかも,融合細胞においては2個のプロトプラストの融合したものばかりではなく3個以上の融合したものも混在する集団がえられる.その中から2個のプロトプラストが融合した雑種細胞またはそれに由来する植物を選抜するのは一般に容易ではない.もし2種類のプロトプラストを1対1で選択的に高頻度で融合させる方法が確立されれば,雑種細胞の選抜は容易となり,プロトプラストの融合による体細胞雑種の育成に関する研究にとって有力な手段となるであろう.かような観点から,本研究は薄い金属板に規則正しくあけられた孔をもっスクリーンに2種類のプロトプラストを順次1個づつ挿入し1対1で接着させる方法について検討した.
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Research . 1984
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