publication . Research . 2003

Socio-economic Impacts on the Villages of Hill-Tribes Affected by Sustainable Development Projects in the Areas Dominated by Shifting Cultivation in Northern Thailand

Matsushima, Noboru;
Open Access English
  • Published: 01 Mar 2003 Journal: 比較社会文化, volume 9, pages 55-68 (issn: 1341-1659, Copyright policy)
  • Publisher: 九州大学大学院比較社会文化学府
Abstract
北部タイの山地には少数民族が生活している.少数民族の生活は,伝統的で自給的な焼畑農業に基づいていた.その唯一の商品作物といえばケシ栽培であった.このことは様々な深刻な問題をかかえていた.問題を解決するために,過去30年間にわたり数々の農山村振興プロジェクトが実施された.これらのプロジェクトは,少数民族の村への道路をはじめ,清涼な飲料水の確保,電気の配電などの改善に取り組んできた.とりわけプロジェクトが力を入れたのが,農業技術向上を支援し,焼畑ではない,一般的な常畑農業で栽培できる商品作物の導入であった.この方法は,村人のケシ栽培への依存解消と森林および土壌保全を目的として,実際村人の現金収入を伸ばすとともに,焼畑縮小に導いた.本研究は,山地少数民族に直接インタビューすることで,村落振興プロジェクトによる,村人たちの農業,生活水準そして生活体系への影響を調査した.少数民族の村を月の現金収入金額で3段階に区分した.この3段階の問には,耕地面積と農法,作物の多様性,生活水準などにおいて明らかな格差があることが検証された.総じて開発プロジェクトの対象となった村での少数民族の生活は,あらゆる面で着実に向上している.プロジェクトが成果を上げることができた理由は3点に絞られる.1)少数民族の生活向上においても独自の文化と自然環境の保全を尊重して,プロジェクトが持続可能な開発をめざしてきた.2)担当部局が要請した現地村への技術指導員の駐在に地元重視が明示されている.3)村人の主体的な参加が,プロジェクト活動の基本とされてきた.
Subjects
free text keywords: 森林の保全, 北部タイ, 少数民族, 焼畑, 持続可能な開発, 住民参加, conservation of forest, Northern Thailand, hill-tribes, shifting cultivation, sustainable development, participation by rural people
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Research . 2003
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