
近年、国際語としての英語の役割が大きくなるにしたがい、英語の学習者が急速に増えている。従来は教養や趣味として学ぶ者が多かったが、現代では明確な目的をもった学習者が増加している。そのため個人の目的とニーズに合うように、特殊目的のための英語(English for Specific Purposes)が必要になってきた。ここ杉野服飾大学では、ファッション関係の仕事に就く学生が多いので、従来の文学やリーディングを中心にした英語より、コミュニケーションを重視した実用英語の学習に重点がおかれている。しかし、学生が英語学習に対しどのような目的と期待感をもっているのか、どのようなアクティビティーが彼らの目的を一番活かせていけるのか、自分がタイ国チェンマイ市で受け持っていた建築科の学生のニーズとどのような違いがあるのか、その学生に用いたアクティビティーの有効性はどうであろうかという疑問が生じた。それらの研究課題に答えるために以下の順序で本論を進めていく。1.ESPの概念と理論のフレームワーク、2.シラバス開発のためのニーズ分析の必要性、3.私立の建築科の学生のために開発したシラバスの紹介、4.本学の学生のためのニーズ分析用のインタビュー結果、5.3で述べたアクティビティーの修正と実践、6.結論と示唆。本論が杉野服飾大学学生の英語学習に対する目的意識とコミュニケーション能力の向上と動機づけを高めることに役立てば幸いである。 13 KJ00005127661 論文
